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九州大学|九州の逸材が集まる、理系採用では外せない大学

九州大学大学訪問

今回の大学訪問は、いよいよ九州大学です。

九州エリアで理系採用を考える企業にとって、まず名前が挙がる大学の一つではないでしょうか。

旧帝国大学の一角を占め、理学・工学・農学・薬学・医学・歯学など幅広い理系分野を持つ九州大学。

さらに学部だけではなく、多くの学生が大学院へ進み、より専門性を高めていきます。

研究開発職や技術職の採用担当者から見ると、まさに**「九州の理系人材の宝庫」**。

今回は採用担当者の視点も交えながら、九州大学をご紹介します。

① 九州大学の特徴

九州大学は、福岡県福岡市に本部を置く国立大学です。

いわゆる「旧帝大」の一つで、北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学と並び、日本を代表する研究大学として知られています。

特に九州大学の大きな特徴が、理系分野の厚さです。

理学部、医学部、歯学部、薬学部、工学部、芸術工学部、農学部など、非常に幅広い理系学部を設置。

研究分野まで見ていくと、

・化学
・物理
・生物
・生命科学
・機械
・電気電子
・材料
・化学工学
・情報
・建築
・農学
・食品
・創薬
・医療

など、企業の研究開発や技術開発につながる専門分野がそろっています。

採用担当者からすると、「九州で理系学生を採用したい」と考えたときに、真っ先に候補に入ってくる大学でしょう。

そして九州大学の場合、単に学生の学力が高いというだけではありません。

大学院まで進み、研究室で専門的な研究に取り組む学生も多く、研究内容そのものを見て採用ターゲットを探せる大学でもあります。

メーカー、製薬、化学、素材、食品、IT、エネルギーなど、さまざまな業界の企業が九大生に注目する理由もここにあります。

② 九州大学の歴史

九州大学の歴史をたどると、そのルーツの一つは1867年に福岡藩が設置した賛生館までさかのぼります。

その後、1903年に京都帝国大学福岡医科大学が設置され、1911年に九州帝国大学が創設されました。

東京、京都、東北に続く帝国大学として誕生した大学です。

1947年に現在の「九州大学」へ改称。

そして近年の九州大学を語るうえで欠かせないのが、伊都キャンパスへの移転です。

かつて九州大学といえば、福岡市東区の箱崎キャンパスを思い浮かべる方も多かったと思います。

しかし、大学機能の多くを福岡市西区の伊都地区へ移転。

2018年には箱崎キャンパスから伊都キャンパスへの移転が完了しました。

現在の伊都キャンパスは非常に広大。

実際に訪問してみると、

「これ、本当に一つの大学なの?」

と思うくらいのスケールがあります。

歴史ある旧帝大でありながら、現在は新しい巨大キャンパスを研究・教育の中心としている。

この「伝統」と「新しさ」が共存しているところも、九州大学の面白さです。

 

③ キャンパスと学部の構成

九州大学には複数のキャンパスがあります。

採用担当者が訪問する場合は、どの学部・研究科の学生に会いたいのかによって訪問先が変わるので注意が必要です。

伊都キャンパス

現在の九州大学の中心となるキャンパスです。

共創学部、文学部、教育学部、法学部、経済学部、理学部、工学部、農学部など、多くの学部が集まっています。

特に理系採用という視点では、

理学部・工学部・農学部

が集まっているため、非常に重要なキャンパスです。

大学本部やキャリア支援室も伊都地区にあります。

病院キャンパス

福岡市東区にあり、医学部、歯学部、薬学部など医療系の教育・研究拠点となっています。

製薬、医療、臨床開発、医療機器などの採用で九州大学を訪問する場合には、こちらも重要です。

大橋キャンパス

福岡市南区にある、芸術工学系のキャンパスです。

九州大学の芸術工学は、単なる「美術・デザイン」ではありません。

デザイン、音響、メディア、環境、工学などを横断する特徴的な分野です。

筑紫キャンパス

福岡県春日市にある研究拠点です。

大学院を中心に、エネルギー、材料、環境など高度な研究が行われています。

九州大学の場合、「九大に行く」というだけでは不十分。

企業側も採用したい専門分野を明確にして、その学生がどのキャンパス・学部・学府にいるのかを調べてから訪問することが重要です。

④ キャリアセンター・就職支援

九州大学では、全学的なキャリア・就職支援が行われています。

中心となるのが、伊都キャンパスにあるキャリア支援室です。

学生は「九州大学キャリア・就職支援システム」を利用して、

・求人情報
・インターンシップ情報
・学内合同企業説明会
・各種ガイダンス
・就職相談
・就職活動体験記

などを利用することができます。

また、進路・就職アドバイザーによる個別の就職相談も実施されています。

九州大学では学内合同企業説明会や業界・企業研究セミナーなども開催されており、企業と学生が接点を持つ機会も用意されています。

さらに注目したいのが、博士人材への就職支援です。

博士向けの就職・キャリアガイダンスや企業説明会、インターンシップなども用意されています。

研究開発職の採用を考えている企業にとって、学士・修士だけでなく博士人材との接点を作れるのも九州大学の魅力でしょう。

⑤ 理系採用という視点から見る九州大学

さて、ここが採用担当者として一番気になるところです。

九州大学は、理系採用を行う企業にとって九州エリア最重要大学の一つといっていいでしょう。

特に大きいのが、専門分野の幅です。

例えば研究開発職といっても、

「バイオ系学生が欲しい」

「有機化学をやっている学生が欲しい」

「材料系が欲しい」

「機械系が欲しい」

「電気電子系が欲しい」

では、ターゲットとなる学生はまったく違います。

九州大学なら、その多くを一つの大学の中で探すことができます。

そして、九大採用でもう一つ覚えておきたいのが、理工系学部には就職担当教員がいるということ。

これ、企業の採用担当者にとっては結構重要です。

キャリアセンターだけにアプローチするのではなく、

学部 → 学科 → 研究室 → 就職担当教員

まで細かく見ていくことで、自社が求めている専門性を持つ学生との接点を作れる可能性があります。

特に研究職・技術職採用の場合、

「九大生なら誰でもいい」

という採用ではなく、

「この研究分野の九大生に会いたい」

という採用のほうが九州大学とは相性がいいと思います。

また、九州大学は九州出身の優秀な学生だけでなく、全国から学生が集まる大学です。

一方で就職時には、

「できれば九州で働きたい」

「福岡から離れたくない」

という学生も当然います。

そのため、九州に研究所・工場・開発拠点を持つ企業にとっては、勤務地そのものが大きな採用上の武器になります。

逆に東京や関西の企業が採用する場合は、

「なぜ九州を離れてまでこの会社に行くのか」

という理由を学生に感じてもらう必要があります。

知名度だけで採れる大学ではありません。

優秀な学生だからこそ、多くの企業から声がかかります。

九大採用では、早い段階から学生との接点を作り、仕事内容や研究テーマとのつながりを具体的に伝えることが重要ではないでしょうか。

⑥ 九州大学へのアクセス

メインとなる伊都キャンパスは、

福岡市西区元岡744

にあります。

ここで東京から初めて九州大学を訪問する採用担当者に、一つお伝えしておきたいことがあります。

福岡空港から九大、意外と遠いです(笑)。

「福岡市内の大学だから、空港からすぐでしょ?」

と思っていると、ちょっと驚きます。

代表的なルートは、

福岡空港
↓
地下鉄空港線
↓
姪浜方面へ
↓
JR筑肥線「九大学研都市駅」
↓
昭和バス
↓
伊都キャンパス

という流れ。

博多駅から伊都キャンパスへ向かう直行バスもあります。

最寄り駅の名前は「九大学研都市駅」ですが、駅を降りたら大学が目の前にあるわけではありません。

ここからさらにバス移動があります。

そして伊都キャンパスに到着してからも、とにかく広い。

訪問する研究室や学部によっては、キャンパス内での移動時間まで考えておいたほうがいいでしょう。

東京からなら、

羽田空港
↓
福岡空港
↓
地下鉄・JR
↓
九大学研都市駅
↓
バス
↓
九州大学

という、なかなかの大学訪問です。

ただし、福岡空港が市街地に非常に近いこともあり、東京からの大学訪問として考えれば十分日帰り圏内。

そして大学訪問が終われば、博多・天神で福岡グルメという楽しみもあります。

九大訪問まで来たら、ラーメン、もつ鍋、水炊き……。

採用担当者にとって、どこまでが仕事なのかは分かりません(笑)。

それでも、九州の優秀な理系学生に会いに行く価値は十分にある大学です。

文中にも書きましたが、「九州エリアで優秀な学生」を採用するなら九州大学は必須です!

ただし九州の学生は九州内での就職を好みますので、全国展開の企業にとって「勤務地」はネックになるでしょう。一方九州内でのみ展開している企業にとっては「九州内での希望勤務地」をとることで、大手企業に逆転勝ち出来る可能性もあるので、そこは最大の武器として使ってみてください!