今回の大学訪問は、東京理科大学 葛飾キャンパスです。
理系学生を採用している企業であれば、東京理科大学は説明不要ともいえる存在でしょう。
ただ、東京理科大学には神楽坂・葛飾・野田と複数のキャンパスがあります。
「理系採用で東京理科大学を訪問するなら、どのキャンパスから行けばいいの?」
そんな採用担当者に、今まず注目してほしいのが葛飾キャンパスです。
2013年に開設された比較的新しいキャンパスですが、その後、工学系学部が集まり、さらに2025年4月には薬学部が野田キャンパスから移転。
現在は、
・工学部
・先進工学部
・薬学部
という3学部が集結しています。
東京理科大学自身も葛飾キャンパスを、先端融合分野を研究する「イノベーションキャンパス」と位置づけています。
今回は、そんな東京理科大学葛飾キャンパスを、採用担当者の目線から見ていきたいと思います。
Contents
① 東京理科大学ってどんな大学?
東京理科大学は、1881年に創立された「東京物理学講習所」を前身とする、理工系分野を中心とした私立大学です。
「理科大」の愛称で知られ、理系人材を採用する企業にとっては非常に知名度の高い大学の一つ。
理学、工学、薬学、情報、生命科学など、幅広い理系分野をカバーしていることが大きな特徴です。
そして、採用担当者として東京理科大学を見る際に知っておきたいのが、キャンパスによって所属する学部がかなり違うということです。
大きく分けると、
・神楽坂キャンパス
・葛飾キャンパス
・野田キャンパス
の3拠点があります。
その中でも近年、存在感を大きく高めているのが葛飾キャンパスです。
② 葛飾キャンパスの歴史
葛飾キャンパスが開設されたのは2013年4月。
東京理科大学の長い歴史を考えれば、かなり新しいキャンパスです。
開設に合わせて工学部と、現在の先進工学部の前身である基礎工学部が葛飾へ移転しました。
つまり葛飾キャンパスは、もともと工学系分野の新しい教育・研究拠点としてスタートしたわけです。
そして大きな転機となったのが2025年。
それまで野田キャンパスにあった薬学部・薬学研究科が葛飾キャンパスへ移転しました。
薬学部の新たな拠点として地下2階・地上11階の「共創棟」も整備され、工学と薬学が同じキャンパスに集まることになります。
大学側も「薬工連携」を掲げており、単に学部を一か所に集めるだけではなく、異なる研究分野を融合させ、新しい研究やイノベーションにつなげる狙いがあるようです。
薬学部移転によって葛飾キャンパスは3学部体制となり、現在では東京理科大学で最も学生数の多いキャンパスとなっています。
③ 葛飾キャンパスにはどんな学部がある?
現在、葛飾キャンパスにあるのは、工学部・先進工学部・薬学部の3学部です。
工学部
・建築学科
・工業化学科
・電気工学科
・情報工学科
・機械工学科
いかにも「理系採用!」という学科が並びます。
機械、電気、情報、化学、建築と、メーカーや技術系企業の採用ターゲットになりやすい分野を幅広くカバーしています。
先進工学部
・電子システム工学科
・マテリアル創成工学科
・生命システム工学科
・物理工学科
・機能デザイン工学科
こちらは名前の通り、従来の学問分野だけでは括りにくい先端領域が多いのが特徴。
電子・材料・生命・物理など、研究開発職との相性が非常に良さそうな学科が揃っています。
薬学部
・薬学科
・生命創薬科学科
薬学科は6年制で薬剤師を目指す学生が中心ですが、企業の研究職採用という視点では生命創薬科学科にも注目です。
医薬品、化学、バイオ、生命科学などの企業にとって重要な採用ターゲットとなります。
こうして見ると葛飾キャンパスだけで、
機械・電気・電子・情報・化学・材料・生命科学・薬学
と、かなり広い理系分野をカバーしています。
採用担当者からすると、これは非常に魅力的なキャンパスです。
④ キャリアセンターは?
葛飾キャンパスには、学生の就職・キャリア支援を行う窓口が設けられています。
大学訪問をする採用担当者であれば、まずは自社が募集している職種と、どの学部・学科の学生がマッチするのかを整理しておくことが大切です。
特に東京理科大学の場合、同じ大学でも学部によってキャンパスが異なります。
「東京理科大学に求人を出したからOK」
ではなく、
どのキャンパスに、どの専攻の学生がいるのか。
ここまで把握したうえで大学訪問をした方が、採用活動としては効果的でしょう。
葛飾キャンパスの場合、メーカーの技術職やITエンジニアだけでなく、化学・素材・医薬品・バイオ系の研究職まで対象にできる点が大きな特徴です。
⑤ 理系採用担当者から見た葛飾キャンパス
個人的には、これから東京理科大学を新規開拓する採用担当者なら、葛飾キャンパスは最初に訪問する候補の一つだと思います。
理由はシンプル。
とにかく採用できる理系分野が広いからです。
例えばメーカーであれば、
機械系なら機械工学科。
電気・電子なら電気工学科や電子システム工学科。
ITなら情報工学科。
化学メーカーなら工業化学科。
素材メーカーならマテリアル創成工学科。
医薬・バイオ系なら生命システム工学科や薬学部。
というように、企業側の採用ニーズに合わせてかなり細かくターゲットを設定できます。
そしてもう一つ注目したいのが、大学側が葛飾キャンパスを今後どのような場所にしていこうとしているのかという点です。
2013年に工学系のキャンパスとして開設。
2025年には薬学部が野田から移転。
新たに共創棟が完成し、工学と薬学の連携も進めています。
東京理科大学は葛飾キャンパスを「先端融合分野を推進するイノベーションキャンパス」と位置づけています。
薬学部移転後は理科大で最大の学生数を抱えるキャンパスにもなりました。
こうした流れを見ると、葛飾は東京理科大学の今後を考えるうえでも非常に重要なキャンパスと言えそうです。
採用担当者としても、現在所属している学生だけを見るのではなく、「大学が今後どこに力を入れていくのか」という視点で大学訪問先を考えてみるのも面白いと思います。
⑥ 葛飾キャンパスへのアクセス
葛飾キャンパスの所在地は、
東京都葛飾区新宿6-3-1
です。
最寄りはJR常磐線(東京メトロ千代田線直通)の金町駅、または京成金町線の京成金町駅。
駅からキャンパスまでは徒歩圏内です。
葛飾キャンパスの特徴は、いわゆる都心のビル型キャンパスではなく、広々とした大学らしいキャンパスになっていること。
講義棟、研究棟、実験棟、図書館、体育館などがゆったりと配置され、隣には「葛飾にいじゅくみらい公園」があります。
さらに薬学部移転に合わせて完成した共創棟には、スターバックスやファミリーマートもオープン。
2013年開設ということもあり、全体的に新しく、学生が過ごしやすそうな環境が整っています。
⑦ まとめ|東京理科大学を訪問するなら、まず葛飾?
今回は東京理科大学葛飾キャンパスを紹介しました。
東京理科大学と聞くと、採用を長くやっている方のイメージでは「神楽坂キャンパス」を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、今後の理科大を考えた時、葛飾キャンパスの存在はかなり重要です。
工学部と先進工学部に加えて、2025年には薬学部も移転。
機械、電気、情報、化学、材料、生命科学、薬学など、企業ニーズの高い理系分野の学生が一つのキャンパスに集まっています。
しかも大学側も、葛飾を「イノベーションキャンパス」と位置づけ、薬工連携をはじめとした分野横断型の教育・研究を進めています。
そんな背景もあり、東京で理系学生を採用する企業なら、一度は訪問しておきたいキャンパスです。
東京理科大学への大学訪問を考えている採用担当者なら、まず葛飾キャンパスからスタートしてみてもいいのではないでしょうか。
文中でも少し触れたようにキャリアセンターが各キャンパスに存在していますが、キャンパス毎の規模感、対応力の高さでいうと、①葛飾②神楽坂③野田という印象でした(あくまで筆者の感想)。
キャリアセンターが複数あるキャンパスの感想に関してはまたの機会で触れることにして、今回紹介出来なかった野田、神楽坂の二つのキャンパスにも今後触れていきたいと思います。
葛飾キャンパスにまずは行ってみましょう。長細く、左右対称なので分かりやすい大学の構造で非常に回りやすい大学です(笑)
