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学習院大学への大学訪問|採用担当者が知っておきたいキャンパス・就職支援情報

学習院大学の大学訪問

今回紹介するのは、東京都豊島区目白に本部を置く学習院大学です。

長い歴史と伝統を持つ大学として知られていますが、採用担当者の視点で見ると、少人数教育によって育まれた学生の誠実さや、卒業生との強いネットワーク、充実したキャリア支援なども見逃せません。

2026年4月には学習院女子大学との統合が行われ、戸山キャンパスに国際文化交流学部が加わりました。

今回は、学習院大学の特徴やキャンパス、キャリアセンター、理系学生への採用アプローチについて紹介します。

①学習院大学の特徴

学習院大学の大きな特徴は、都心にありながら落ち着いた教育環境と、教員と学生との距離が近い少人数教育を両立していることです。

法学部、経済学部、文学部、理学部、国際社会科学部、国際文化交流学部を設置する総合大学ですが、学生数が極端に多いマンモス大学ではありません。そのため、ゼミや研究室を中心に、学生一人ひとりに目が届きやすい環境が整っています。

皇族や旧華族の教育機関として発展してきた歴史から、格式の高い大学という印象を持たれることもあります。一方、現在は幅広い家庭や地域から学生が集まる一般的な私立大学であり、伝統を大切にしながらも、現代社会に対応した教育やキャリア支援が行われています。

採用担当者から見ると、落ち着きがあり、真面目に物事へ取り組む学生と出会いやすい大学です。

金融、保険、航空、情報通信、公務員などへの就職実績が目立ちますが、理学部からはメーカー、IT、研究開発、教育などにも人材を送り出しています。

②学習院大学の歴史

学習院の起源は、1847年に京都御所内へ設けられた教育機関「学習所」にまでさかのぼります。

1849年には孝明天皇から「学習院」の勅額が下賜され、学習院の名称が用いられるようになりました。

明治時代に入ると、1877年に東京・神田錦町で華族学校として開校しました。その後、宮内省の管轄による教育機関として発展し、1908年には現在の目白へ移転しています。

第二次世界大戦後の1947年に私立の学校法人学習院となり、1949年に新制大学として学習院大学が開学しました。

その後、学部や学科を拡充し、2026年4月には学習院女子大学と統合。旧学習院女子大学の国際文化交流学部を引き継ぐ形で、学習院大学に新たな国際文化交流学部が設置されました。

長い伝統を持ちながら、時代に合わせて教育組織を変化させている大学といえるでしょう。

③キャンパスと学部の構成

学習院大学には、目白キャンパス戸山キャンパスの2つのキャンパスがあります。

目白キャンパス

所在地
東京都豊島区目白1-5-1

アクセス

・JR山手線「目白駅」から徒歩約30秒
・東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」3番出口から徒歩約7分

目白キャンパスは、JR目白駅の改札を出てすぐ目の前という、非常にアクセスしやすい場所にあります。

都心部にありながら緑が多く、歴史的な建物も残る落ち着いたキャンパスです。

目白キャンパスには、次の5学部が設置されています。

法学部

・法学科
・政治学科

経済学部

・経済学科
・経営学科

文学部

・哲学科
・史学科
・日本語日本文学科
・英語英米文化学科
・ドイツ語圏文化学科
・フランス語圏文化学科
・心理学科
・教育学科

理学部

・物理学科
・化学科
・数学科
・生命科学科

国際社会科学部

・国際社会科学科

戸山キャンパス

所在地
東京都新宿区戸山3-20-1

アクセス

・東京メトロ副都心線「西早稲田駅」3番EV口から徒歩約1分
・東京メトロ東西線「早稲田駅」2番出口から徒歩約9分
・JR山手線・西武新宿線「高田馬場駅」戸山口から徒歩約13分

戸山キャンパスは、2026年4月の学習院女子大学との統合によって、学習院大学のキャンパスとなりました。

目白キャンパスからも比較的近く、東京メトロ副都心線では雑司が谷駅から西早稲田駅まで1駅です。

戸山キャンパスには、次の学部が設置されています。

国際文化交流学部

・日本文化学科
・国際コミュニケーション学科
・英語コミュニケーション学科

大学訪問を行う際は、採用対象となる学部がどちらのキャンパスにあるのかを事前に確認しておきましょう。

学習院大学アクセス
https://www.univ.gakushuin.ac.jp/access/

④キャリアセンターの特徴

学習院大学全体のキャリア・就職支援を担当するキャリアセンターは、目白キャンパスの西5号館4階にあります。

学習院大学キャリアセンター

〒171-8588
東京都豊島区目白1-5-1
学習院大学キャリアセンター

電話:03-5992-1148
FAX:03-5992-1143
メール:empl-off@gakushuin.ac.jp

学習院大学キャリア・就職ページ
https://www.univ.gakushuin.ac.jp/career/

企業・採用担当者向けページ
https://www.univ.gakushuin.ac.jp/career/company/

キャリアセンターでは、低学年から参加できるキャリアアップセミナー、3年生を中心とした進路ガイダンス、インターンシップガイダンス、エントリーシート講座、オンライン面接練習会、学内企業説明会など、幅広い支援を行っています。

特徴的な取り組みが、卒業生の協力を得て実施される「学習院キャリアフェスティバル」です。

以前から長く実施されてきた面接対策セミナーを、2025年度から新しい形式へリニューアルしたもので、業界別のOB・OGとの対話、トークセッション、キャリアセンター職員への相談などが行われています。

また、学内企業説明会には、大手企業や各分野で高いシェアを持つ企業を中心に約300社が参加します。

卒業生との結び付きが強く、OB・OGの協力をキャリア支援に生かしている点は、学習院大学ならではの特徴です。

2026年3月卒業者の就職内定率は98.6%です。

主な就職先には、東京23特別区、りそなホールディングス、三菱UFJ銀行、日本航空、みずほフィナンシャルグループ、日本生命保険、アクセンチュア、NTTデータなどが挙げられています。

就職・進学データ
https://www.univ.gakushuin.ac.jp/career/performance/

戸山キャンパスのキャリア支援

国際文化交流学部の学生に対するキャリア相談や、就職ガイダンス、セミナー、求人情報、インターンシップなどの支援は、戸山キャンパスでも行われています。

一方、企業から学習院大学全体へ求人票やインターンシップ情報を送る場合は、大学の企業向けページで案内されているキャリタスUCを利用します。

旧学習院女子大学向けの求人情報についても、2026年度以降は学習院大学へ集約されています。

⑤理系採用に関して

学習院大学で理系学生を採用する場合、対象となるのは目白キャンパスの理学部です。

理学部には、物理学科、化学科、数学科、生命科学科の4学科が設置されています。

応用分野だけでなく、基礎科学を重視した教育・研究を行っていることが特徴です。

物理学科

物性物理、宇宙・素粒子、光科学などを学びます。

化学科

有機化学、無機化学、物理化学、生命関連化学などを学びます。

数学科

代数学、幾何学、解析学、確率・統計などを学びます。

生命科学科

分子生物学、細胞生物学、遺伝学、生化学などを学びます。

理学部では大学院へ進学する学生も多いため、研究職や開発職、技術職を採用する企業は、学部生だけでなく理学研究科の修士課程の学生も採用対象として考える必要があります。

大学全体への求人票はキャリアセンターへ提出します。

学科や専門分野を限定した採用の場合は、キャリアセンターへの求人登録に加えて、対象学科の研究室や教員へ情報提供する方法も検討したいところです。

学習院大学の公式サイトでは、学科別の就職担当教員を一覧にしたページは一般公開されていません。

まずキャリアセンターへ連絡し、採用対象となる専攻や職種を伝えたうえで、適切な窓口を確認するのがよいでしょう。

なお、学習院大学では2026年度から、自由応募の選考における学長名の推薦状は発行しない方針となっています。

ただし、理学部の推薦選考については、所定の手続きにより推薦状が発行されます。

学校推薦を利用する企業は、募集方法や提出書類について事前確認が必要です。

学習院大学理学部
https://www.univ.gakushuin.ac.jp/academics/science/

企業・採用担当者向け窓口
https://www.univ.gakushuin.ac.jp/career/company/

⑥学習院大学のまとめ

学習院大学は、長い歴史と伝統、少人数教育、卒業生との強いネットワークを持つ大学です。

2026年4月の学習院女子大学との統合により、従来の目白キャンパスに加えて戸山キャンパスが加わり、学部構成も拡大しました。

採用担当者は、対象学部がどちらのキャンパスに設置されているのかを確認したうえで訪問する必要があります。

文系学生については、金融、保険、情報通信、航空、公務員などへの就職が目立ちます。

理系学生については、物理、化学、数学、生命科学という基礎科学を専門的に学んでおり、メーカー、IT、研究開発、技術職などとの親和性があります。

大学全体への求人情報は、キャリアセンターとキャリタスUCが窓口です。

専門性の高い理系採用では、キャリアセンターへの登録だけで終わらせず、対象学科や研究室との接点をつくることが採用成功への近道となるでしょう。

⑦プロからのアドバイス

今は、学習院女子と統合したため戸山キャンパスもありますが、やはり「学習院」といえば目白キャンパス。
文中にも記載していますが、池袋の隣という立地にもかかわらず、緑あふれるキャンパスは都会であることを忘れさせてくれます。

文系イメージが強い学習院大学。文理比率は9:1かなり文系比率の高い大学です。
とはいえ、理学部全体の所属人数は900名ほどなので、各学年200名ちょっと、、、。
一都三県に会社があるならば、十分に狙ってもいい大学だと思います。

参考までに、2025年の数字で、進学率を紹介しておきます。
物理学科:卒業46名 → 大学院進学11名 → 約24%
化学科:卒業65名 → 大学院進学42名 → 約65%
数学科:卒業58名 → 大学院進学9名 → 約16%
生命科学科:卒業49名 → 大学院進学19名 → 約39%

就職担当の公開に関しては、以前やっていたか記憶にはないですが、この手の大学はキャリアセンタールートよりも実績研究室からのコースで開拓をしていきましょう。

ちなみに目白駅から徒歩1分くらいにある1939年創業の老舗和菓子屋「志むら」。名物の「九十九餅(つくももち)」を買って帰りましょう。