インターンシップには何を着ていく?
6月以降、本格的に夏のインターンシップが始まりますが、インターンシップの時期に学生間でよく出てくる話題が今回のテーマです。
「対面インターン何を着て行くか?」
まず結論から言ってしまいますが、「企業側から言われた通りにすればいい」です。
とは言え、流石にこれだけでは不親切で分かりにくいので、企業側から届く案内メールにある記載を、細かく見てみましょう。
「オフィスカジュアルでお越しください」
「服装自由です」
「私服可」
なるほど、たしかにこの文面が来たら悩む気持ちもわかります。
それでは以下それぞれのケースについて解説をしたいと思います。
オフィスカジュアル?スーツ?どっちを着る?
まずは「オフィスカジュアルでお越しください」と言われた場合ですが、これは文面そのままにオフィスカジュアルで参加をしましょう。
たしかに「オフィスカジュアル」と言われると今一つ分類が難しいと思います。私もオフィスカジュアルは苦手です。
しかし今はネットで何の情報でもありますので「オフィスカジュアル」を調べれば沢山情報は出てきます。
ちなみに個人的な見解にはなりますが、オフィスカジュアルは「ジャケットを羽織る」というのが一つの目安のような気がします。不安ならジャケット持っていきましょう。
続いて「服装自由」ですが、これはスーツを着て行くのが無難です。オフィスカジュアルでもいいのですが、前にも言ったようにオフィスカジュアルは概念が難しいので、悩むよりも分かり易く「スーツ」を着て行った方が、手間も掛からず考える必要もなく、精神的にも良いでしょう。
続いて「私服可」ですが、これが一番難しいような気がします。企業(業界)によっては、私服のセンスを探りたがっている可能性もあるので、これまでの話や実際に会って来た企業側の人の服装や雰囲気に合わせてみるといいかもしれません。
「迷ったらスーツ」というのが就活で最も無難な逃げ道になるので、スーツを選択しても構わないと思います。私服で臨むにしろ、勘違いしないで欲しいのが「目立つ」「個性を出す」ことを目指さないで欲しいということ。
就活中の服装は、スーツであろうが、私服であろうがポイントは「清潔感があるか?」ということになります。
就活の服装が曖昧になった背景
採用活動には10年以上携わっていますが、ここ数年企業側・学生側の両方で「就活の服装」の概念が曖昧になってきるような印象を受けます。
その背景としては、やはりコロナの影響でここ数年Zoomなどのオンラインがメインになってきたことが大きな要因でしょう。
企業側からすれば、オンライン化の影響で分散化してしまった学生に対して、参加のハードルを下げるために「私服可」と服装への緊張感を取り払い、学生側も自宅や学校から「私服で参加」というケースが増えたため、「スーツを着る」という緊張感が減少しています。
これまでは対面が当たり前だったので、「ガクチカ」「自己分析」などと同様に、就活スタートの段階から「就活時の服装」も準備・悩む対象でしたが、「対面」の機会が少なくなった分、就活生たちの「就活時の服装」に対しての免疫や意識が若干鈍くなってきているような印象を受けるのです。
人生の中で「スーツを着る時期」を作る
侍大国ニッポンでは、真夏であったとしてもビジネスマンの軍服であるスーツの着用は義務付けられ、ネクタイを締め真夏のオフィス街を行進することが美しいことと教育を受けてきました。
IT系の企業などでは早い段階からこの風習は無くなってきたようですが、一般的には「クールビズ」を政府が打ち出したあたりからこの洗脳が解け、スーツの着用をしない企業も増加してきたように思えます。
最近では入社式でも私服、入社以降スーツを着る機会がない企業もあるようです。
個人的な感想になってしまいますが、だからこそ就活のタイミングくらいは、スーツを着てもいいような気がします。今後の人生において、冠婚葬祭などでスーツを着用する機会はどうしても出てきますので、人生の中で限られた期間くらいは「そんな時期」を作ってもいいのでは。。。?
スーツだろうが私服だろうがそれで落とさない
話が逸れたので今回の本題に戻りますが、「指定された服装」は守らなければいけませんが(協調性がないので)、そうでなければ、私服だろうがオフィスカジュアルだろうが、リクルートスーツだろうが、それを着ていったことが理由で落とされるわけではないはずです。
「私服可」と記載があったので私服を着て行った。すると周りはスーツだらけ。結果自分は本選考に進めなかった(本選考で良い結果が出なかった)。
これは「私服を着て行ったこと」がNG要因ではなく、その日の言動が要因なはずです。
もしも服装が原因なのだとしたら、TPOに合わないような服装など「清潔感」がなかった服装だったのでしょう。
対面インターンの服装、たしかに悩む要素かもしれませんが、あまり深く考えないでください。大切なのは当日の言動やどう臨むのか?という姿勢です。