採用の裏側

3ヶ月で内定取得する方法は?

3ヶ月で内定取得する方法は?

「3ヶ月で内定取得」は本当か?

「3ヶ月で大手企業の内定が取得できる」

「内定取得率90%」

「簡単に内定が取得できる」

youtubeの広告をはじめ、ネット広告などでよくこんな類のフレーズを見かけることはありませんか?

貴方が学生で現在就活中だったり、ちょうど転職活動中、もしくは何となく転職を考えているのであれば、なおさら興味を持つフレーズではないでしょうか?短期間で結果が出るなんて確かに魅力的な言葉です。

しかし、そもそもこれって本当のことなのでしょうか?

疑い深い人でなかったとしても、少しでも考える人であったならば当然疑う気持ちも出てくるはずです。

とは言え、いきなり結論を言ってしまうと、これは「本当です」。

今は広告の審査や情報に関して管理がうるさい時代になっていますので、誇大広告は出せない時代になっています。全く根拠のないことを謳えばすぐに掲載停止となってしまうはずです。

冒頭から結論を書いてしまう形になってしまいましたが、このままではいきなり終了ということになってしまうので、

「誰でも大手企業に内定を90%の確率で取得できるのでしょうか?」

改めてこの質問に変えてみたいと思います。

こちらの質問に対しての結論は「違います!」という回答です。

仕事柄、転職者達と接点をもつ機会も多いので、今回はこのフレーズの裏側にある、本当の意味をお伝えしていきたいと思います。

大手の内定取得できる人は元々素養がある

そもそもなぜ「3ヶ月」などと簡単に言い切れるのかというと、理由はこの章のタイトルそのままです。

以前学歴フィルターの話を書きましたが、学歴フィルターをかけようがかけまいが、最終的に選考で残ってくるのは高学歴の学生の割合が高くなります。

彼ら彼女らは、元々の素養があるため就活のテクニックを教えれば、表現や引き出しの使い方を理解できるので、当然内定取得につながりやすいのです。

逆に言えば素養がない学生は、そもそもテクニックを教えようが何をしようが、伸びる可能性が低いということなのです。

敏感な方はもうお分かりのはずです。

学生を選んで指導すればいいだけの話です。企業が優秀な学生を優先して採用したがるのも、これと同じ原理なのです。

同じ教育研修やOJTを施しても伸びる力やポテンシャルが異なるのであれば、より伸び確率が高い学生を採用、育成したいと思いませんか?

内定取得確率90%、満足度95%

転職検討者は勿論ですが、就活生であったとしても間もなく社会人になるわけです。

もうすぐ大人になる立場なので、この手のキャッチコピーに心動かされるのはもう卒業しましょう。

1%の確率が発生する可能性がある大人の世界において、100%と言い切るようなことは基本的にはしません。
空気を読むこと(力関係の見定めや忖度)、根回し、リスクヘッジ。これらは決して汚いことではなく、暗黙の了解として企業側から求められることです。

貴方が内定取得出来ず、クレームをつけたとしても、「100%ではない」という返答が返ってくるはずです。

契約書にも「100%保証するものではありません」というような文言が入ってはいないでしょうか??

目的がすげ変わっている

この手の就職コンサルを検索して探す転職者や学生は、恐らく転職活動や就活に行き詰まったり悩んでいる人が多いと思います。

そんな時、私が特に学生の方によく聞く言葉、「内定採ることが目的なのでしょうか?」

YESと思った方の場合は問題ないので、内定取得に向けて突き進んでください。

しかし、少しでも違和感を感じるのであればちょっと聞いて頂きたいです。

友達や親、親類の中で、「企業名」という名の名声が欲しいのであればいいですが、自身の価値観などに違和感を感じるのであれば、内定取得だけを目的にするのは危険です。

超名門校の部活に入部して、常にレギュラーを目指して切磋琢磨、世間では学校名を言えば憧れるけど裏方のまま卒業を迎えるケース。

一方で、たいして強くない部活だけどレギュラーとなりチームの中心選手。世間では誰も知らない学校名ながら、自身の成長や行動がチームを支えるケース。

どちらに魅力を感じるか?

どちらであっても間違いはないです。自身の価値観を大切にすることが成功の一つの要因になるはずです。

意識の変化で間違いなく内定率はUPする

内定に近づくための方法やサポートのような物が世間には多くありますが、その多くは「心理的な錯覚」に因る部分も多いです。

※これを受けたから大丈夫、ここまでやったのだからこれが最高の結果など・・・効果よりも心の拠り所的な存在。

それも大事かもしれませんが、就活や転職活動を上手くいかせる、内定取得率を飛躍的にUPさせるための方法は「意識の変化」です。

少し意識を変化させることで、転職活動や就職活動の結果は飛躍的に変わってくるはずです。そして、その意識の変化は、今後の職場でも使えることは間違いありません。

ぜひ自身の考え方や意識を改めて見つめ直し、就活や転職活動を行って下さい。

3ヶ月どころか、1ヶ月で結果は変わってきます。

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