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はじめに
4週連続「東京農業大学特集」。
第1回はいきなり北海道へ飛び、網走市にある「北海道オホーツクキャンパス」を紹介しました。
そして第2回。
東京へ戻ってきました(笑)。
今回紹介するのは、東京都世田谷区にある「世田谷キャンパス」です。
東京農業大学と聞いて、このキャンパスを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
農大名物の「大根踊り」。
多くの人が訪れる「収穫祭」。
そして大学名に「農業」とありますが、実際に世田谷キャンパスで学べるのは農業だけではありません。
食品、発酵、栄養、バイオ、微生物、化学、森林、造園、環境、国際協力、食料経済、アグリビジネス……。
調べれば調べるほど、
「農大って、こんなにいろいろやっているの?」
と思うキャンパスです。
企業の採用担当者から見ても、研究・技術職だけでなく、営業、企画、流通、国際ビジネスなど、さまざまな採用につながる可能性があります。
今回は東京農業大学の“本丸”、世田谷キャンパスを採用担当者目線で紹介します。
①東京農業大学・世田谷キャンパスについて
東京農業大学世田谷キャンパスは、東京都世田谷区桜丘にある東京農業大学のメインキャンパスです。
現在、世田谷キャンパスには、
・応用生物科学部
・生命科学部
・地域環境科学部
・国際食料情報学部
の4学部があります。
これだけでも、東京農業大学を単純に「農業を学ぶ大学」と考えてはいけないことが分かります。
応用生物科学部では、農芸化学、醸造、食品安全、栄養などを学びます。
生命科学部では、バイオサイエンス、分子生命化学、分子微生物学など、かなり本格的な生命科学研究が行われています。
地域環境科学部では、森林、生産環境工学、造園、地域創成などを学びます。
そして国際食料情報学部では、国際農業開発、食料環境経済、アグリビジネス、国際食農科学など、「食と農」を社会やビジネスの視点から考える分野もあります。
つまり、
「食品メーカーだから農大」
「バイオ企業だから農大」
だけではないんですね。
商社、流通、小売、金融、建設、環境、造園、行政、国際協力など、企業や団体との接点は非常に幅広い大学です。
特に世田谷キャンパスは、その幅広さが最も分かりやすく表れているキャンパスだと思います。
②世田谷キャンパス情報
所在地は、
〒156-8502
東京都世田谷区桜丘1-1-1
です。
最寄り駅として利用しやすいのは、小田急線の「経堂駅」と「千歳船橋駅」。
大学公式サイトでは、どちらの駅からも徒歩約15分と案内されています。
千歳船橋駅からは「農大前」までバスを利用することもでき、所要時間は約5分です。
そのほか、
渋谷駅からバスで約30分。
東急田園都市線の用賀駅からは、徒歩約20分またはバスで約10分。
複数の方向からアクセスできます。
個人的には、大学訪問なら経堂駅から歩くのもおすすめです。
駅から少し距離はありますが、世田谷の住宅街を歩いていると突然大学が現れる感じがあります(笑)。
東京23区内にありながら、大学公式サイトによればキャンパス内には100種類を超える樹木があり、緑の多い環境です。
「東京の農大」という雰囲気を感じられるキャンパスですね。
③世田谷キャンパスのキャリアセンター情報
世田谷キャンパスには、東京農業大学の「キャリアセンター」があります。
所在地:
〒156-8502
東京都世田谷区桜丘1-1-1
TEL:03-5477-2234
E-mail:shushoku@nodai.ac.jp
東京農業大学の就職支援で特徴的なのが、
「キャリアセンター」
「学科」
「研究室」
の三位一体で学生を支援していることです。
これは大学訪問をする企業側から見ても重要です。
まずキャリアセンターへ求人情報や企業情報を届ける。
そのうえで、自社の採用ターゲットが明確なら学科や研究室についても調べる。
この二段構えが東京農大では有効だと思います。
企業からの求人については「求人受付NAVI」を利用できます。
登録された求人情報は、学生向けの「農大キャリアナビ」で公開されます。
また、世田谷キャンパスのキャリアセンターでは企業からの訪問・Web面談も受け付けています。
大学訪問を考えている企業は、いきなり訪問するのではなく、大学公式サイトから事前予約をしておきましょう。
【東京農業大学 キャリア・就職】
【企業・一般の方】
【求人に関するお願い・インターンシップ】
④理系採用なら世田谷キャンパスのどこを見る?
ここからは理系採用を行う企業向けです。
世田谷キャンパスは、かなり面白いです。
「農大」という名前だけで農業系の学生を想像するよりも、まず自社が採用したい専門分野から学科や研究室を探すことをおすすめします。
食品・発酵・化学系なら応用生物科学部
食品メーカーなどが最初にチェックしたいのが応用生物科学部です。
学科は、
・農芸化学科
・醸造科学科
・食品安全健康学科
・栄養科学科
があります。
特に「醸造科学科」は東京農大らしい学科です。
酒、味噌、醤油、酢などの発酵食品だけでなく、微生物の機能を環境浄化やエネルギーなどへ応用する研究も行われています。
食品、飲料、酒造、調味料、化学、発酵、品質管理などに関係する企業なら、ぜひ研究室まで見てみたい学部です。
バイオ・化学・医薬関連なら生命科学部
生命科学部には、
・バイオサイエンス学科
・分子生命化学科
・分子微生物学科
があります。
遺伝子、微生物、有機化学、天然物化学、高分子化学、分析化学などを扱っており、「農業」という大学名から受けるイメージよりも研究領域はかなり広いです。
食品・バイオ企業だけでなく、化学、医薬、農薬、動物薬などの企業もチェックしておきたいところです。
研究開発職を採用する企業であれば、学科名だけで判断せず、研究室単位で研究テーマを確認した方がよいでしょう。
環境・森林・造園・建設系なら地域環境科学部
地域環境科学部には、
・森林総合科学科
・生産環境工学科
・造園科学科
・地域創成科学科
があります。
森林、環境保全、農村、都市、造園、地域づくりなどを扱うため、環境関連企業、建設・土木、造園、林業、インフラ、公務員などにつながる分野です。
「東京農大=食品・バイオ」とだけ考えていると、この学部を見落としてしまいます。
採用担当者としては押さえておきたい学部です。
研究室・教員情報は最新情報を確認
専門職や研究職の採用で大学訪問をする場合には、大学公式サイトから研究室を確認しましょう。
東京農業大学公式サイトの、
「学部・大学院」
↓
「世田谷キャンパスの各学部」
↓
「各学科」
と進むことで、研究室や教員の情報を確認できます。
研究テーマや教員体制は変更される可能性があるため、担当者名を固定的に覚えるのではなく、大学訪問を行う年度に最新情報を確認することをおすすめします。
⑤東京農業大学・世田谷キャンパスの豆知識
世田谷キャンパスを書くなら、これは外せません。
「収穫祭」です。
東京農業大学の学園祭として知られ、農大ならではの企画や学生による出店などが行われます。
そして東京農大といえば、もうひとつ有名なのが「大根踊り」。
正式には応援歌「青山ほとり」に合わせて、大根を持って踊る東京農大名物です。
大学について詳しくない人でも、
「大根を持って踊っている大学」
なら見たことがあるかもしれません(笑)。
こうした独特の大学文化が残っているのも、東京農業大学の面白さだと思います。
大学訪問の帰りに「食と農」の博物館へ
そして採用担当者におすすめしたい寄り道があります。
世田谷キャンパスのすぐ近くにある、東京農業大学の「食と農」の博物館です。
所在地は東京都世田谷区上用賀2-4-28。
大学で行われている「食」と「農」に関する教育・研究成果などを紹介している施設で、入館料は無料です。
農大を訪問したあとに立ち寄れば、
「東京農大って、こういう大学なのか」
という理解がさらに深まると思います。
大学訪問というと、キャリアセンターへ行って名刺交換をして終わりになりがちです。
でも、せっかく大学まで足を運んだのであれば、その大学の文化や研究に触れて帰る。
これも大学訪問の楽しみ方のひとつではないでしょうか。
そして時間があれば、経堂駅周辺で食事をして帰るのもおすすめです。
大学訪問+ちょっと寄り道。
せっかく世田谷まで来たのですから、街も含めて楽しんで帰りましょう(笑)。
まとめ
4週連続「東京農業大学特集」。
第2回は、東京農業大学のメインキャンパスである世田谷キャンパスを紹介しました。
世田谷キャンパスには、
・応用生物科学部
・生命科学部
・地域環境科学部
・国際食料情報学部
という4つの学部があります。
食品、発酵、生命科学、化学、環境、森林、造園といった理系分野だけではありません。
国際農業、食料経済、アグリビジネスなど、社会科学やビジネスにつながる分野もあります。
だからこそ採用担当者も、
「うちは農業関係じゃないから」
と最初から対象外にするのは少しもったいない大学です。
自社の仕事と東京農大の学びを照らし合わせてみると、意外な接点が見つかるかもしれません。
キャリアセンターを訪問する。
学科について調べる。
必要であれば研究室まで調べる。
そして帰りに「食と農」の博物館へ寄ってみる(笑)。
東京農業大学を知るには、まずこの世田谷キャンパスを一度歩いてみてはいかがでしょうか。
次回、第3回は「厚木キャンパス」。
いよいよ農学部です。
大学名は「東京農業大学」。
だったら、やっぱり農学部を見なきゃ始まらないでしょう(笑)。
厚木キャンパスにはどんな学生がいて、企業の採用担当者ならどこを見るべきなのか。
次回は「農大の農学部」を掘り下げます。
