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「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」感想とまとめ

高校野球部のマネージャーみなみちゃんが、ドラッガーの「マネジメント」を参考に野球部をマネジメントしながら仲間たちと甲子園を目指して奮闘する青春小説です。
簡単にいうと、あの名著を分かりやすく高校野球の世界で説明した書籍です。
最近は多くなった名著を漫画で簡単に説明するシリーズの先駆けになった書籍ではないでしょうか?
わかりやすいです。以下備忘録です。

真のマーケティングは、製品からスタートではなく、顧客からスタートしている

×我々が何を売りたいか?
→○顧客は何が買いたいか?

×我々のサービスができることはこれです
→○顧客が価値ありきとして、必要とし、求めている満足がこれである」

専門家の有効活用こそマネジャーの仕事

専門家のアウトプットとは知識であり情報。
専門用語を使いがちの専門家にとって重要なのは、その知識や情報が組織内で理解されて
初めて有効なものになると理解すること。
それぞれの言葉に翻訳することや、組織内の同僚が必要とするものを供給することを理解させる
ことがマネージャーの仕事。

マーケティングの必要性

消費者運動が企業に要求しているものこそマーケティング。
企業に対して顧客の欲求、現実、価値からスタートせよ。
企業の目的は、欲求の満足であると定義せよ。
収入の基盤を顧客への貢献に置け。

自己目標管理の最大の利点は自らの仕事ぶりをマネジメントできるようになること
→適当にこなすのではなく最善を尽くすようになる。

仕事を生産的なものにするには4つのものが必要。
①分析②総合(プロセスの編成)③管理④道具

イノベーションの戦略は既存のものは全て陳腐化すると仮定する。
既存事業がより良くより多くであれば、イノベーションの戦略はより新しくより違ったもの。

昨日のことを守る為、時間と資源を使わない
昨日を捨ててこそ、資源、特に人材という貴重な資源を新しいもののために解放できる。

人の強みを生産的なものにすることが組織の目的。

組織とは一人ひとりの人間に対して何らかの貢献を行わせ、自己実現させる為の手段。