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求人登録の受付始まる
就活スケジュールを経団連に変わり政府が主導するようになってから、もう3回目の学年となります。
しかし、少し話題になった変更の際も予想されたことですが、それまでスケジュール通りに採用活動を行ってきた企業、自社のスケジュールで採用活動を行ってきた企業、共に大きな影響や変化はありませんでした。
数年経過した今も変わらず、夏のインターンシップが実質就活のスタートとして定着しています。
とは言え、やはり3月1日になると「新卒の就活がスタート」という雰囲気になってくるので、採用活動をしている人々にとって【3月1日】はやはり特別な意味を持っているような気がします。
恐らくリクナビやマイナビのサービスがこのままである限り、就活スケジュールが大きく変化することはないでしょう。
そんな中、この3月1日を守っている場所があります。
それは【大学】です。
大学では現行のルールをしっかりと守り、3月1日から求人票を学生に公開しているので、まさに3月1日という日にちが、大学内における正式な就活スタートのタイミングなのです。
大学訪問をしたことがある採用担当者の中には、大学の浮世離れ感や、一昔前の速度を感じた方もいらっしゃると思いますが、こんな所も企業のスピード感と異なるわけです(笑)
就活の後半戦になるとキャリアセンターでよく耳にする言葉、「来て欲しい学生が訪問してこない」。
そんな学生は情報感度が低いのだから、むしろ大学側が企業速度で煽らなければ絶対に焦りません。
話しが逸れましたが、そんな「新年度の採用情報の広報可能となる3月1日」。
大学への新たな年度の「求人票」はどのタイミングで提出(送付)すればいいのでしょうか?
キャリタスってなんだ?
提出のタイミングから少し話題が逸れますが、一昔前に採用活動をしていた方は、大学に対しての採用活動と聞くと、、、
「求人票を大学に送る」
そんなイメージを持たれるかもしれませんが、令和の現在(平成からですが)、大学内における求人票の取り扱いは、キャリタスと呼ばれる「求人受付システム」を介して送付(送信)するケースが殆んどです。
何だそれは?初めて聞いたぞ?と思う方に簡単に言ってしまえば、
一枚求人票を作成して、送付したい大学に一斉に送ることが出来るシステムです。
その後、求人票内に変更が生じた場合(終了や追加募集など)修正も簡単にでき、大学側も届いた求人票を学生に対して一斉に送信することが出来ます。
「キャリタスに登録して下さい」
求人票について大学に問い合わせると、呪文のように繰り返される言葉ですが、現在の大学訪問において「求人受付システム」は当たり前の知識になっています。別の記事でまとめていますので、知らない方は是非そちらをご参照下さい↓
大学への求人票送付時期
さて、ここからは前段の記事を読んだという前提で進めていきたいと思います。
今回の疑問「大学への求人票をいつ送るのか?」ですが、、、
実際はこの「送る」または「配信する」という行為についてよりも、「学生に公開する」というニュアンスに注目してください。こちらの方が大事です。
冒頭で少し触れましたが、求人票を企業が送付するタイミングではなく、「求人票を学生に公開するタイミング」が3月1日なのです。
そのため、3月1日以前に送っていたとしても何の問題もないケースが殆んどです。
仮に年始に求人票を郵送したとしても、キャリアセンター内でとどめておき、実際学生に公開されるのは3月1日になるのです。
また、求人受付システムにおいても、学生に公開するタイミングは求人票を送付した際と同様3月1日になるので、「求人情報の登録」そのものは、3月1日の情報解禁の前に可能となっています。
参考までに、各求人受付システムごとの「情報入力→学生に公開」のスケジュールをご紹介させて頂くと。。。
まず最も加盟大学の多いキャリタスUCの場合ですが、こちらは12月1日から新しい年度の求人情報の入力をすることが出来るようになります。年末で忙しいかもしれませんが、送信リストの見直しと共に行っておきましょう。
次に求人受付NAVIですが、こちらは2月1日から求人情報の入力が可能となります。リクナビやマイナビなどの切り替わりで忙しいタイミングかと思いますが、早めに送信はしておきましょう。
リマインドとして、システムに登録しているメールアドレスに「入力が出来るようになった」旨が届くと思いますので、届いたら一度管理画面にログインして状況を確認だけでもしておきましょう。※(メールが届くことは正確に確認はしておりません、届いていたような気がする、、、という程度です。)
ということで、大学へ新たな年度の求人票は、いつどのタイミングで送ればいいのか?ですが、求人受付システムの場合は、さっさと送る。求人票を郵送する場合は、年明け~2月くらいまでに送る。というのがちょうどいいタイミングかもしれません。
大学に求人票提出は必要?
ここまで求人票の送付タイミングについての話しでしたが、「そもそも大学に求人票って提出する意味あるの?」そう思う方もいらっしゃると思います。
ウン十年前と違い、企業の採用情報などいくらでも取得できる状況の中、わざわざ学内の求人を学生がチェックするか?
そう思われるのは理解できます。
しかし、そもそも大学へに求人票を提出するのは、求人情報を学生に周知するというよりも、企業ブランディングの一環だと思って下さい。
以外に大学への求人票提出をチェックしている職員の方もいます。アポイントで面談した際、求人票の提出お礼を言われたこともありますので、、、
ぜひ求人票の登録はお早めに!!