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はじめに
「東京農業大学」と聞いて、どんな大学を想像しますか?
農業。
野菜。
畑。
大根踊り(笑)。
もちろん全部間違いではありません。
でも、採用担当者が東京農業大学を「農業を勉強している学生がいる大学」とだけ考えていたら、かなりもったいないかもしれません。
実際の東京農業大学には、農学はもちろん、生命科学、食品、発酵、化学、微生物、動物、水産、森林、環境、造園、地域創生、食料経済、国際農業、アグリビジネスなど、非常に幅広い分野があります。
東京農業大学自身も「農学」を、生物学、食品学、環境学、生命科学など、私たちの生活に関わる多くの学問が集まる領域として紹介しています。
そして、その学びは3つのキャンパスに分かれています。
・東京都世田谷区「世田谷キャンパス」
・神奈川県厚木市「厚木キャンパス」
・北海道網走市「北海道オホーツクキャンパス」
今回の記事は、4週連続で紹介してきた「東京農業大学特集」の最終回。
採用担当者が東京農業大学へ大学訪問をするなら、
「結局、どのキャンパスへ行けばいいの?」
という疑問に答えていきたいと思います。
①東京農業大学は「農業だけ」の大学じゃない!
まず、東京農業大学には現在6つの学部があります。
・農学部
・応用生物科学部
・生命科学部
・地域環境科学部
・国際食料情報学部
・生物産業学部
大学名に「農業」と入っていますが、その研究領域はかなり広いです。
例えば生命科学部では、遺伝子、微生物、化学などを扱います。
応用生物科学部では、食品、発酵、栄養、農芸化学など。
地域環境科学部では、森林、造園、環境、地域づくり。
国際食料情報学部では、食料経済やアグリビジネス、国際農業なども学びます。
さらに北海道オホーツクキャンパスでは、農業だけではなく水産や食品、香り、化粧品、地域産業などについても研究されています。
「農業」というひとつの言葉から、ここまで学問が広がっている。
これが東京農業大学の面白いところです。
そのため、農業関連企業だけを見る大学ではありません。
食品メーカー。
化学メーカー。
医薬・バイオ。
環境。
建設・造園。
商社。
流通・小売。
地域ビジネス。
商品企画。
こうした企業にも接点があります。
採用担当者は、
「東京農大だから農業系の求人を出そう」
ではなく、
「自社が採用したい学生は、農大のどこにいるだろう?」
という視点で大学を見ると面白くなります。
②まずは東京農大の3キャンパスを知ろう
東京農業大学には3つのキャンパスがあります。
そして、この3キャンパスはかなり性格が違います。
世田谷キャンパス
東京都世田谷区にある東京農業大学のメインキャンパスです。
設置されているのは、
・応用生物科学部
・生命科学部
・地域環境科学部
・国際食料情報学部
の4学部。
食品、発酵、生命科学、化学、微生物、森林、造園、環境、国際農業、食料経済、アグリビジネスなど、非常に幅広い学生がいます。
「東京農大へ初めて大学訪問する」
という企業であれば、まず世田谷キャンパスから調べてみてもいいでしょう。
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厚木キャンパス
神奈川県厚木市にあるのが厚木キャンパス。
ここには「農学部」があります。
学科は、
・農学科
・動物科学科
・生物資源開発学科
・デザイン農学科
の4学科。
植物、動物、生物資源などを扱い、キャンパスには温室や圃場、動物関連施設など、実践的に農学を学べる環境があります。
種苗、農業資材、食品、畜産、飼料、動物薬、環境、生物資源などに関係する企業なら、ぜひチェックしておきたいキャンパスです。
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北海道オホーツクキャンパス
そして北海道網走市にあるのが北海道オホーツクキャンパス。
設置されているのは「生物産業学部」です。
・北方圏農学科
・海洋水産学科
・食香粧化学科
・自然資源経営学科
の4学科があります。
北海道らしい農畜産分野に加え、水産、食品、香り、化粧品、地域資源、経営などを扱います。
特に水産系の学生を採用したい企業にとっては、東京農大の中でも特徴的なキャンパスです。
東京から網走。
確かに遠いです(笑)。
でも、だからこそ実際に企業が訪問する価値もあるのではないでしょうか。
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③採用したい人材からキャンパスを逆引き!
ここが今回の記事で一番伝えたいところです。
「東京農大へ行こう!」
と決めてからキャンパスを選ぶのではなく、
「どんな学生を採用したいのか?」
から訪問するキャンパスを考えてみましょう。
食品・飲料・発酵
まずチェックしたいのは「世田谷キャンパス」。
応用生物科学部には農芸化学科、醸造科学科、食品安全健康学科、栄養科学科があります。
食品、飲料、酒造、調味料、発酵、品質管理などとの接点が考えられます。
さらに北海道オホーツクキャンパスの食香粧化学科も要チェックです。
食品系だから世田谷だけ。
と決めつけず、採用職種によってはオホーツクまで見てみると対象が広がります。
バイオ・化学・医薬
「生命科学部」がある世田谷キャンパスをチェック。
バイオサイエンス、分子生命化学、分子微生物学などを学ぶ学生がいます。
農大という名前から農業系の学生を想像していると、見落としやすい分野かもしれません。
研究開発職や技術職を採用している企業なら、学科だけではなく研究室まで調べてみましょう。
農業・種苗・植物
これは厚木キャンパス。
農学部の農学科を中心に、植物、栽培、品種、農業生産などを学ぶ学生がいます。
種苗、肥料、農薬、農業資材、農業機械、スマート農業などの企業なら相性を確認したいところです。
動物・畜産・飼料
こちらも厚木キャンパス。
農学部の動物科学科があります。
畜産、飼料、食品、動物薬などの企業だけではなく、研究内容によっては生命科学系企業との接点も考えられます。
水産・海洋
ここは北海道オホーツクキャンパス。
生物産業学部の海洋水産学科があります。
水産、養殖、飼料、食品、海洋環境などの企業なら、網走まで行く理由が十分あります。
森林・環境・造園
世田谷キャンパスの地域環境科学部。
森林総合科学科、生産環境工学科、造園科学科、地域創成科学科があります。
環境、林業、建設、土木、造園、インフラ、地域づくりなどに関係する企業はチェックしておきたい学部です。
営業・企画・流通・アグリビジネス
理系だけではありません。
世田谷キャンパスには国際食料情報学部があります。
食料環境経済、アグリビジネス、国際農業などを学ぶ学生がいるため、営業、企画、商社、流通、小売、食品ビジネスなどにもつながります。
北海道オホーツクキャンパスにも自然資源経営学科があります。
「農大=理系採用」
と決めつける必要もないんですね。
④大学名ではなく「研究室」まで見てみよう
東京農業大学への大学訪問で、もうひとつおすすめしたいのが「研究室を見る」ことです。
東京農大は、公式サイトでも「学びの中心は研究室」としています。
企業の採用担当者からすると、
「農学部だから」
「生命科学部だから」
という学部名だけで判断してしまいがちです。
でも同じ学部、同じ学科でも、研究テーマはかなり違います。
例えば、
「微生物を研究している学生が欲しい」
「分析化学の経験者が欲しい」
「植物を扱っている学生が欲しい」
「水産系の学生が欲しい」
といった具体的な採用ターゲットがあるなら、学科の先まで見てみる。
大学公式サイトでは、各学部・学科から研究室情報を確認できます。
採用したい学生像が明確な企業ほど、
大学 → 学部 → 学科 → 研究室
と、一段ずつ深く調べていくことをおすすめします。
そして興味のある研究室が見つかったら、その分野についてキャリアセンターへ相談してみる。
大学訪問が、単なる求人票の案内から「採用したい学生との接点づくり」に変わっていくかもしれません。
⑤東京農業大学への大学訪問は「1校3キャンパス」で考える
東京農業大学を調べていて感じるのは、
「東京農大」というひとつの大学で考えるより、
「3つの違う大学を見る」
くらいの感覚でキャンパスを見た方が分かりやすいということです。
世田谷。
厚木。
北海道オホーツク。
場所が違うだけではありません。
学部も、研究内容も、キャンパスの雰囲気も違います。
だからこそ、
「東京農大に求人票を出したから終わり」
では少しもったいない。
採用ターゲットに合わせてキャンパスを選ぶ。
さらに学科を調べる。
必要なら研究室まで見る。
そして実際に会いに行く。
この順番で考えると、東京農業大学への大学訪問はかなり面白くなると思います。
北海道オホーツクまで行くかどうかは……
採用への本気度と相談してください(笑)。
まとめ|東京農業大学は「農業だけ」の大学じゃない!
4週にわたって紹介してきた東京農業大学。
最後に一番伝えたいのは、
「東京農業大学は、農業だけの大学ではない」
ということです。
農業。
食品。
発酵。
生命科学。
化学。
微生物。
動物。
水産。
森林。
環境。
造園。
地域創生。
国際農業。
食料経済。
アグリビジネス。
これだけ幅広い学びがあります。
採用担当者として大学を見るとき、大学名や学部名だけで、
「うちの会社とは関係なさそう」
と判断してしまうことがあります。
でも、その大学についてもう一歩調べてみると、
「こんな研究をしている学生がいるんだ」
「この学科なら、うちの仕事と合うかもしれない」
という発見があります。
だから、大学訪問は面白い。
求人票を届けるためだけに大学へ行くのではありません。
その大学を知る。
学生が何を学んでいるのかを知る。
そして、自社との接点を探す。
東京農業大学には、
世田谷キャンパス。
厚木キャンパス。
北海道オホーツクキャンパス。
それぞれに違う出会いがあります。
自社が求める人材は、どのキャンパスにいるでしょうか。
ホームページだけで終わらせず、一度実際に足を運んでみてください。
出会いに行こう。
大学訪問は、そこから始まります。



