調べたこと

令和6年定額減税を分かりやすく説明

定額減税とはなにか?

令和6年度の税制改正で決まった「所得税・個人住民税の定額減税」。

会社から冊子を渡されたりニュースで聞いたことがあるという方もいると思いますが、結局何なのでしょうか?定額減税について簡単にかみ砕いて説明したいと思います。

「定額減税」とは、国民の可処分所得を拡大させるために令和6年度税制改正で設けられた、居住者に対する1年限りの減税制度です。

それではその趣旨を見てみたいと思います。

定額現在の趣旨

令和6年度税制改正による定額減税の趣旨は以下の通りです。

賃金上昇が物価に追いついていない国民の負担を緩和し、物価上昇を上回る持続的な賃上げが行われる経済の実現を目指す。

デフレ完全脱却のための一時的な措置として、所得税・個人住民税を定額減税し、デフレマインドの払拭と好循環の実現。

納税者及び、その配偶者を含めた扶養親族1人(いずれも居住者)につき、令和6年度分の所得税を3万円、令和6年度分の個人住民税の1万円減税を実現。

しっかり書くとかえって分かりづらいのですが、、、

国は給与を上げるように企業提言⇒実際のところなかなか実現しない⇒口だけ言われても民間は厳しいんだという声も多く聞かれる⇒じゃあ国は税金安くします⇒だから給与上げなさい

そんな背景が見えるのは私だけでしょうか(笑)?

もっと言えば「なかなか民間が給与上げないから、一年間だけ国が手取りを多くしてやるぞ!感謝しろよ。」

そんな感じです。※一括で貰える給付金ではないです。

定減税方法を具体例で説明

まずはそれぞれの減税方法を記載します。

所得税
6月から減税額に達するまで徴収されない。12月までに徴収しきれない場合、年末調整で精算される。

住民税
6月は徴収されない。定額減税後の年税額を7月~5月までの11ヶ月で等分して徴収。

文章だけではわからないので、次に具体的な家族構成で説明します。

子供1人の家族の場合。

所得税3万円+住民税1万円=4万円×3人

合計12万円が減税されます。※納税額が減税額に満たない場合は差額が給付される。

例えば毎月の所得税が12,000円だった場合は、11月までの所得税が免税され、あとは年末調整されます。

そして住民税に関しては6月が免税となり、7月~翌年5月までで減税された年度額を11等分で支払います。

家族
共働きで子供2人の家庭:夫+子供2人=4万円×3・妻=4万円

配偶者⇒同一生計でかつ所得48万円以下。
子供⇒16歳以下も対象になる。