ビジネス本

「ハーバード流宴会術」感想とまとめ

色々と面白可笑しく書いてありますが、ビジネスで使えるような内容が宴会を舞台に分かりやすく書いてある本です。個人的にはオススメの一冊です。
以下備忘録です。

幹事とは“エアータイム”を極大化する係
ある人がオンエアーされている時間のことをエアタイムと呼ぶ。
より多くの人を「オンエアー」して鮮やかにして上げることが感じの役割。

自分が戦いやすい環境を作ることも重要
「与えられた環境では困難」というのは言い訳。
「いつ開催をするか」を決めるのではなく、「誰が来る宴会にするか」を決める作業。
「宴会パーソン」こそ絶対に来てもらわなくてはいけない人

基本幹事は下座のお誕生席

既存の要素の新しい組み合わせを見つけることの重要性
突拍子もないアイディアをゼロから考えだすのではなく、既存のものを結びつけて新しい関連性を作り出そう。と考える方がアイディアを生み出そうとする姿勢としてはより正解。

再現性のある仕組みを作る
顧客に対して付加価値を継続的に提供し続けていく「仕組をつくること」を目標にする。

物事の運営には必ずボトルネックが発生する
縁会における最大のボトルネックは人。どんな話も自分に持って行きたがる人が
「会話のボトルネック」を生んでいる。
その人が話だすと中々他の人が話せなくなる。

ビジョンを分かりやすやすく伝える
複雑なメッセージを沢山送るより、骨太でシンプルな言葉を何百回と繰り返す

合コンに遅れてくる男はチキン
飲み会ごときにさえオンタイムに来られない輩は、信用できない人、頼りに出来ない人と受け取られても仕方がないこと。

女性はお姫様のように扱う
女性だからといってサラダを取り分けてもらったり、しょうゆを入れたお皿を配らせたりすることは論外。強い立場を利用して偉ぶるのは弱い人。

エレベーターピッチ
30秒程度の短い時間内で魅力的なプレゼンを行うのは、物事の本質を突き詰めることが必要。

話を引き出す5つの法則

1.核心をつく
まずは何の話なのか核心を突くことで全体像を引き出す。

2.時系列を整理する
状況をより詳しく把握するために時空を限定していく。

3.さらに細かく描写させる
映画でも見ているかのように、具体的にイメージが湧くようにする。

4.理由を聞く
理由を聞くことでその人の価値観がわかる。

5.気持ちや感想を聞く
どのような感受性を持ち、何に感動する人なのか?

話を盛り上げるために気を付けること

1.大げさに驚く
大げさに聞くことで、話す人が盛り上がってくるだけでなく、周りの人たちも「何か大事なことがはなされている」と前のめりに聞き始める。

2.繰り返す
重要なことを念押しすることが出来、会話のスピードをコントロールすることが出来る。

3.増幅する
宴会では物事を多少大げさに言うことで大事なので、話を大きくまとめる。

4.まとめる
勝手な解釈と笑いを込めて最後に話をまとめる。

5.オチをつける
まとめた直後に必ずオチをつける。
オチの種類は「ツッコむ」「笑い倒す」「納得する」「感嘆する」の4つがあるが、
宴会の場合「ツッコむ」か「笑い倒す」

トピックの乖離
あえて相手の興味のあるトピックを選んで、自分の感性で切り込んでいく。「何が面白いのか?」
興味のある分野も感性も違うということは話す話題に事欠かない 参加型ゲームの王道は「チーム別対抗クイズ」