大学訪問

大学訪問でアポが取りやすい大学はあるのか?

大学訪問でアポが取りやすい大学はあるのか?

アポのとりやすい大学はあるか?

「アポの取りやすい大学と取りにくい大学はあるのか?」

大学訪問に関する質問で時々される質問です。

恐らく意図としては、採用活動で大学訪問をすることになったので、大学にアポを取る必要が出てきた為、「まずは取っつきやすい大学を知りたい」と言ったところでしょうか?

日頃の仕事を主体的に行っていたとしても、採用活動をメインに行っていると、応募者側がこちらの話を聞き入れる体勢の中でコミュニケーションを取ることがほとんどなので、案外「大学訪問」やそれにともなうアポイントの取得は、採用担当者にとってハードルが高いようです。

今回は、大学にアポを取ることにハードルを感じている方のために、大学訪問における、「アポの取り易さと取りにくさ」について少しお話しをしていきたいと思います。

キャリアセンターにアポ取得のハードルはない

そもそも今回の「大学にアポを取る」という行為ですが、訪問先(アポの取得先)がキャリアセンターである場合に関しては、そこにハードルは存在しません。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、「キャリアセンター」という部署は外部から来校してくる人たちに対しての部署であり、もっと言えば、新卒採用を行っている企業の訪問や連絡を受付けることはもちろんですが、訪問に関しても歓迎すべき部署なのです。

試しに検索で「○○大学 キャリアセンター」と入力してみてください。

恐らく指定した大学のキャリアセンターに関してのページが表示されるはずで、大学によっては「キャリアセンター独自のページ」が存在する大学もあります。

そこに連絡先の電話番号やメールアドレスが記載されているはずですので、早速連絡してみてください。現在はコロナウィルスの影響もあるので、対面での訪問を実施していない可能性もありますが、オンラインを含めての「面談」ということであれば、ほとんどの大学で問題なくアポイントは」取得できます。

一部、企業からの訪問を受け付けていない大学もありますが、これは例外です。事情はそれぞれあるようですが、この件に関しては「やる気のないキャリアセンターの見分け方」ということで、改めて記事を書きます。

ということで、まずはキャリアセンターに関しては、アポイントは取りやすい(ほぼ取れる)と認識して頂いて問題ないかと思われます。

研究室訪問にアポを取るハードルは異なる

大学訪問の中でアポイントの取得ハードルを感じるのは、キャリアセンターというよりも「研究室訪問」になるでしょう。

キャリアセンターのミッションが「学生の就職支援を行う組織・就職に関する窓口」であるのに対して、研究室の先生は「学生に対して講義をする」「自身の研究を進める」ことがミッションであるため、就職に関して企業が訪問することに対応することは余計な業務であり、「時間の無駄」というスタンスの先生もいます。

そのため、研究室訪問はキャリアセンターへの訪問に比べると、ハードルが高いと感じるのかもしれません。

別の記事でお伝えした「就職幹事」の先生に関しても同様で、一応学内(学科内)の役職で企業対応が業務であるにも関わらず、無関心の方も多くいらっしゃいます。

こんな話を聞くとアポを取るのが嫌になると思いますが、そんな中でも接触しやすい・企業対応に比較的積極的な大学や学部は見分けることが出来ます。

OBのいる(採用実績のある)研究室

アポの取りやすい研究室と言えば、まずこれは当たり前ではありますが採用実績のある研究室です。

いわゆる自社内にOBの在籍している研究室で、そのOBの採用年度が直近であればあるほど、簡単にアポイントは取得できるはずです。

OB訪問などは正にこのケースに当てはまるわけですが、OBが間に入ってくれることで、場合によっては採用担当が直接連絡しなくてもアポイントを取得してもらえます。

ただし誰も彼もOB訪問させればいいと言う訳ではなく、かえってマイナスになってしまう可能性もあるので、OB訪問をさせる時やOB絡みの大学訪問の人選はしっかりと行って下さい(ホントに・・・)。

就職幹事の連絡先が記載

「OBのいる(採用実績のある)研究室」は、今回のテーマでは少しズルいですね(笑)

次にご紹介するのは、「就職幹事の連絡先がしっかりと記載している研究室(先生)」です。

細かくご説明します。

大学には、学部や学科ごとに「就職幹事」を置いているところも多く(学部や学科内での就職窓口の先生)、その担当者(持ち回り)や連絡先は、基本的にはホームページなどで公開されています。

この就職幹事を検索した際、簡単にその連絡先一覧のようなものが出てきた大学(学科)は、比較的アポは取りやすいです。なぜならば、大学側や学科側が、「連絡してこれるように」連絡先を見やすい場所に掲載しているからです。

しかし、大学によってはなかなか発見し難い場所に就職幹事一覧があったり、特定の学科だけ連絡先が抜けているケースもあるので、注意しましょう。

「就職幹事の連絡先が比較的見つけやすく、しっかりと連絡先が記載している」という条件が整っている場合は、アポが取りやすい傾向です。(同じ大学でも学部や学科毎で掲載場所が異なるケースも多く存在する)

連絡先の記載方法も、「電話番号とアドレス」「そのどちらだけ」といくつかパターンがありますが、「アドレスのみ記載」している学科に関しては(その年度の先生かもしれません)、「電話は鬱陶しいからメールでよろしく」というメッセージが見え隠れしているので、電話番号が記載している学科に比べてアポイントは取得し辛い印象です。

就職幹事が就職委員長のような役職

あとはマニアックなのですが、特定学科の就職幹事の先生が、大学全体・学部・複数学科などの就職窓口において「委員長」など全体を取り仕切る役職に就いている場合は、就職に関して理解のある可能性があります。

理解がなかったとしても、「役職に就いているので無下に出来ない」という理由でアポイントに繋がるケースも高い印象があります。

ただし、この先生が、ダラダラと長く就職担当に就いているケースであった場合は、なかなかの厄介ケースになりますので、見極めが肝心です。

「アポの取り易さ」についていくつか事例をご紹介させて頂きましたが、何だかんだ言って「場数」が必要になります。色々とアプローチをしていく中で自分なりのパターンを見つけていければ良いのではないでしょうか?